口内炎

月が明かるかったので、くもがはっきりしていてきれいでした。なんかこわいなーっておもいながら。きゅけつきとかでそう。舌先にできた口内炎がひりひりいたくて、ぎゅっと唾液をのみこんでみるともう、すごいいたくって涙でた。粘膜の傷ってなおりにくいしずっとじくじくいたい。ごはんもたべるのつらいし、しゃべるのがなによりもいたい。でもいいたいことあるし、しゃべって、いたくて、きになって、こりずにぎゅって口の中の唾液をしめだすみたいに、ぎゅって、のみこむと、くちのなかが密封されたみたいになって、そうすると、もういたくって、あたまのおくがジンとするくらい。う、う、って、はあ、ってしずかに、いきをはくともうしろくって、自転車をこぎながら、くちをあけてピュンピュンはしると、口内がかわいていく。ハンドルをもつ指先が凍るけど、いたみに、冷えがキモチーきがする。しったかぶって、いろいろいう。こうでしょ、なんて、一概にいうことなんかできないのに、でも、そういうもんでしょって、それっぽいこという。わかってない、わかってない、わかってない。わかっているふりをしてみたい。ぎゅって、ぎゅーーって、密封するかんじに、だきしめるって、すごい。すごい、その安心感、きっと、みんなそうなんでしょう いたいけど、あたまがジンてするけど、ぎゅって、のみこむみたいに