2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

私は冷たかったことなんか一度もない!!私は冷たい人じゃないし感情が死んでるわけじゃない!!私は冷たかったことなんかない!!

かいがら

火葬が終わり親族が呼ばれ小さな個室にあつまった。親族にかこまれた鉄板の上に乗った骨をみた。葬儀場の職員がひとつひとつの骨をひろいあげて、骨の説明を丁寧にした。年齢から考えて、骨がきれいに残っているといった。見下ろすと熱がたちのぼり、からか…

はしるはなし

大田先輩はこう言った。 「夏の夕方にですね、足元をみつめながらジョッグしているとどんどん自分の意思で走っている感覚からずれて、地面がシュルシュル動いているように感じるんです。ちょうどルームランナーの上を走っているのと同じ感じですね。自分の意…

私がにやにやしてるのはにやにやしないと泣きそうだからだよ。 にやにやしながら話せるようになるまで我慢したんだよ。 それでも話は聞いてほしいからにやにや話すんだよ。 私が真顔で泣きながら話したってどうしようもないことなんだよ。 それでも聞いてく…

私は中学生のときから自分のことを少し大人びていると思っていた。中学生特有の自意識の過剰さで、周囲の子よりも少しだけ、大人びている、と思っていた。周囲の子たちは、恋愛ばかりに大人顔負けののめりこみようで(まあ、恋愛については私は今でも中学生…

そうじのはなし

家を片付けはじめるとこの家に古く積もるほこりが目に映りだす。きちんとそむけずに目を向けてみると、いつのころからの汚れが隅々にこびりついていた。よくよく思い出してみると母は私が小学生のときからあまり片づけをしない人だった。同級生の女の子をふ…

拒絶することはないけれど受容したこともないわ。踏み込んでくる人もいなかった。小さな関係を大事に大事につないでいる。小さな傷をひけらかすのはやめる。あたりまえのことを得意げに話すのはやめる。

私は怒ってる。いつも。怒ってる。何かに、世の中の理不尽さに。無関心さに。怒ってる。怒ってる。そうしてこみ上げる悲しみは、怒りのたぎったものからたちのぼった湯気のように、じわり、じわりと心を湿らしていく。悲しい。悲しい。何かが。この世界のす…

人を拒絶したことがあまり無いのでやんわりだとしても拒否をすることで相手がきづいたときの反応をみるのがちょっとだけ悲しかった。 肌が荒れてしまったので首がザラザラしている

自覚的に自発的なことを互いに認識したので今回途中から初めて自分から向き合ってみたけどなかなか難しいね。一線をひいているくせに一線をひかれている事実に傷つけられそう。あの人にあうと、あの人とどんな会話をしたか、鮮明に思い出すし、こんな話だっ…

ださくてみじめでみっともなくていいから恋がしたい

Sちゃんのはなし

ひとのせいにしてたけど結局はなんでも自分が選んでるだけなんだよ。それしか選択肢を残されていないわけじゃないしいくつかの選択肢を与えられてそれを自分で選んでるだけなんだよ。たとえばそこにある選択肢が少ししかなくてもそういう状態にもっていった…