どうしてもひとりじゃあのりこえられないことあるって、ほんとう? それはたとえば仕事や部活や、誰かと協力しなければいけないこと、とかじゃなくってさあ。 なんか、かなしかったり、つらかったり。こころのはなしとか。どうしてもつらくなったら、れんらくしてもいい?って、ねえ、それさあ、どうしてもつらいとき、それって、だれかがいなくちゃしんじゃうくらい?ぜったいにひとりきりじゃ、のりこえられない?だれかがたすけてくれるなら、そりゃあすりよってしまうけど、ねえそれ、ほんとう?ひとりでもヘイキなわけじゃないけど、だれかがいなきゃだめなわけじゃないんだよ。たすけてほしいなあ、たすけてくれたら、うれしいなあ、でも、たすけてもらえなくっても、わたし、すこやか。ああ、さびしいなあぁぁ…なんていってさ、つぎのひはくるし、わたしはちゃんとめをさまして、着替えてお化粧して、電車にのるよ。なみだをこらえるちからもあるし、ほんとうにこころからわらってる。ねえ、それって、ただたんにわたしが、ほんとうの、かなしいことや、くるしいことを、しらないだけかなあ。でも、わたしだって、よるはさみしいし、だれかいてくれたらなって、思うんだよ。でも、だれかいてくれなくても、ぐっすりねむれるんだよ。音楽をひとりできいて、泣いても、だれかといっしょにきけたらなって、思っても、きみといっしょに音楽をきけても、いっしょになけても、どっちでも、いいんだ。ひとりじゃいきてけないって、それ、ほんとう?もちろん、ひとりでいきてけるなんてかんがえは傲慢だし、ほんとうにひとりでいきてけてるわけじゃないんだって、わかってるんだよ。でも、わたしはやっぱり、ひとりでさびしいこんな夜でも、このまま、音楽をきいて、めをとじて、そっと眠って、きちんと目を覚ますよ。あしたは天気がわるいって。きょうは、人身事故があったよ。それでも、わたしは